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イブニングレクチャー(第二回)

開催場所 札幌市中央区大通西6丁目1番地
       (地下鉄大通駅1番出口)

開催日時 平成23年12月15日19:00~

講演内容

「画像再構成を考える」
- フィルタ補正逆投影法・逐次近似法について -
北海道大学アイソトープ総合センター・大学院医学研究科
久保直樹
 我々に期待されていることに①画像診断における読影の補助を行う②放射線検査等に関する説明・相談を行うがある.そのためにはまず読影へ影響を与える画像特性を理解しなければならない.再構成(断層像を計算すること)の方法の違いで画質は変わってくる.再構成は大きく分けて2種類あり,それらはフィルタ補正逆投影法および逐次近似法である.フィルタ補正逆投影法は,その原理から放射状(逆投影による流れるような)アーチファクトが発生する.一方,逐次近似法はそのようなアーチファクトが起こりにくい.また逐次近似法は画素値のばらつきを少なくなることができる.このことで,フィルタ補正逆投影法よりも低コントラスト分解能の向上が期待される.
 撮影に関して注意しなければならないのは統計ノイズが激しくて信号が完全に埋もれている(掻き乱されている)場合どのような再構成をしても現れないことである.この場合は無駄な検査・無駄な被ばくとなってしまう.ゆえに撮影条件は本当に大切である.医療をおこなうためには被ばくのリスクと患者さんのベネフィット(検査を受けてよかった)のバランスが重要である.画像のわかる専門家が担うことで,患者さんへのリスクの低減と,ありあまる恩恵を与えることが可能となると考えられる.

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