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会長挨拶

昨年からのコロナ禍収束に目処が立たず、会員の皆様におかれましてはご苦労の連続であり気が休まらないことと思います。当会の運営も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けまして、計画していた事業を中止せざるを得ず、会員の皆様にご迷惑をおかけする状況が続いておりました。過日開催いたしました定期総会にて今年度の事業計画案が承認されましたが、釧根地域はもとより道内の感染状況を鑑みながらの事業等運営を余儀なくされそうです。しかしながら、オンラインツールの活用など現状に沿った方法でセミナーなどの開催を目指し、会員の皆様への情報発信に努める意気込みで今後も続くと思われる非参集型の開催形式を構築していく予定です。

さて、今年5月に診療放射線技師法を一部改正する法案が成立し、この10月より施行されます。その背景には医師の働き方改革(主に時間外労働の削減)を目的とするタスクシェア/シフトがありますが、診療放射線技師の業務も拡大し様々な事が実施可能となり、一例として造影剤を使用する検査のための静脈路確保があります。未経験の業務を行うことができるようになり、ついに診療放射線技師が人体に針を刺す時代が来るわけです。すでにご承知の方も多いと思いますが、この法改正に伴ってすべての診療放射線技師を対象とする告示研修が開始となり、8月から日本診療放射線技師会で実施されます。いままでも業務拡大に伴う統一講習会が日放技主催で行われておりましたが、あくまで努力義務という任意の受講だったのに対し、告示研修は義務研修であるため技師会への在籍を問わず診療放射線技師免許を持つ全ての技師がその対象となります。受講費は会員1万円、非会員3万円で基礎研修700時間(オンデマンド)受講の後web上で確認試験を行い、合格者は実技研修385分を受ける流れとなっていますが、詳細は日本診療放射線技師会ホームページの特設サイトにてご確認ください。今回われわれ診療放射線技師としての大きな転換を迎えることとなります。統一講習会は任意ということもあり受講率が伸びませんでしたが、このことに厚生労働省が苦言を呈したと言われています。受講が義務である告示研修の受講率100%を達成するため当会としてもこの事業に深く関わることは自明であると思いますので、会員の皆様のご理解とご協力を仰ぎながら日本診療放射線技師会や北海道放射線技師会と連携していく所存です。

明るいニュースをみる事をなかなかありませんが、いつか来るコロナ禍収束の後には会員皆様と顔を合わせる事ができるよう祈念いたします。

丹代正志

2021年7月

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