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札幌市医師会夜間急病センターへの技術協力について

【はじめに】
【急病センター施設概要】
【勤務態勢】
【放射線部門装置一覧】
【統計資料より】

【はじめに】
 当会は札幌市医師会夜間急病センターへ創立(昭和47年)以来毎日放射線技師を派遣して放射線画像検査部門を担当し、札幌市民の夜間における救急医療の一翼を担っております。
この札幌市医師会夜間急病センターは、全国初の試みとして内科・小児科系の救急一次医療施設として昭和47年1月に誕生しましたが、当時札幌市医師会が中心となり「地域医療の夜明けは札幌より」をスローガンの下、全会員参加運営に当たるという地域医療に対する崇高な理念と協力3団体(札幌市放射線技師会、札幌薬剤師会、札幌臨床検査技師会)による全国初の企画でスタートしています。
当時は、夜7時から翌朝7時までの急患患者を受け入れることができる施設は他に類を見ないものであり札幌方式として高い評価を受けております。当会が技術協力をスタートしたのは、昭和47年8月1日(センターオープンの7ヶ月後)より出向を開始し、当初は準夜帯のみの協力を365日毎日1名派遣しX線検査を担当してきました。その後高齢化社会・少子化の到来、そして多様化する市民ニーズに的確に対応しさらに大都市180万人の市民に安心を与える施設として拡充を図るべく検討を重ね、市民のニーズに対応した新しい急病センター(現在の夜間急病センター)が、平成16年4月末より新築スタートしております。スペースの拡充(従前の5倍の広さ)と機器設備の充実を図り、全ての部署で準夜~深夜に渡り勤務することで従来の1次救急から少しレベルを高めた1.5次救急的な役割を持ったセンターとして生まれ変わっております。放射線部門では夜間急病センターとしては全国初のCTを導入し、画像診断の迅速かつ高精度な診断が可能なように対応しております。その他、画像のデジタル化を計り質の高い画像の提供が可能となっております。
 札幌市放射線技師会は、これからも引き続き札幌市医師会を中心に薬剤師会、臨床検査技師会とも連携を計りながら札幌市民の健康を守るために質の高い医療の提供に邁進していく所存であります。

【センターの概要】
        所在地:札幌市中央区大通西19丁目 WEST 19
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【急病センター施設概要】
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待合いロビーと診察室および病室(12床)
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【勤務態勢】
(放射線技師 19:00~翌朝7:00まで 準夜・深夜2交代制)
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【放射線部門装置一覧】
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一般撮影室
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CT室
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回診X線装置(H21.6導入)
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【統計資料より】
◎ 平成19年度受診者数  55,954人
   内  科 :30,529人(54.6%)
   小児科 :17,485人(31.2%)
   耳鼻科 :4,682人(8.4%)
   眼  科 :3,258人(5.8%)
☆準夜帯受診者 :39,656人 (70.9%)
☆深夜帯受診者 :16,298人 (29.1%)
☆救急車利用者数:4,722人
   多い時間帯 pm9時~am1時 41.3%
◎ 急病センター曜日別受診状況(H19年度調査)
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◎ 放射線検査件数(一般撮影(胸・腹部)およびCT検査)
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◎ 出向協力人数(H19年度)
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